自社便と配送委託、どちらが得か?コストを分解して比較する

「配送は社員がやっているから、コストはかかっていない」——そう考えている企業は少なくありません。しかし実際に計算してみると、自社便には見えにくいコストが積み上がっています。

目次

自社便にかかっている本当のコスト

自社便のコストは、ガソリン代だけではありません。分解すると次の要素があります。

  • 人件費:配送に出ている時間の給与。移動時間も含まれます
  • 車両費:車両本体、減価償却、車検、税金
  • 維持費:燃料、保険、タイヤ、修理
  • 管理コスト:配車の調整、勤怠管理、事故対応
  • 機会損失:配送に出ている間、本来の業務ができない

特に見落とされがちなのが最後の機会損失です。営業担当が片道40分かけて荷物を届けている間、その時間は商談にも見積作成にも使えていません。

定期ルート配送で企業へ荷物を届ける様子
定期ルート配送で企業へ荷物を届ける様子

委託した場合のコスト

一方、外部委託の費用は明快です。距離制なら1件ごとの金額、定期便なら月額固定。変動費として計上でき、使った分だけ支払う形になります

たとえば毎日1回、30km圏内へ配送している場合、距離制料金なら1件7,000円(税別)。月20営業日で14万円です。これを1日コースの定期便に切り替えると20,000円〜/日となり、配送件数が多いほど1件あたりの単価は下がります。

判断のポイント

どちらが得かは、配送の量と頻度で変わります。目安としては次のように考えると整理しやすくなります。

配送の状況向いている選択
月に数件・不定期自社便でも可。ただし急ぎはスポット便が有利
毎日・ルートが決まっている委託が有利。固定料金で運用でき人員を本業に回せる
繁忙期だけ増える委託が有利。必要な時期だけ使える
専用車が常時必要チャーター便で1台貸切が現実的

委託で得られる副次的なメリット

  • 配送中の事故リスクを負わなくてよい(貨物保険は運送側が完備)
  • ドライバーの採用・教育・労務管理が不要
  • 繁忙期・閑散期に合わせて柔軟に増減できる
  • 社員を本来の業務に集中させられる

「今の配送体制のままでいいのか」を判断する材料として、まず見積もりを取って比較してみることをおすすめします。当社では現状をお伺いしたうえで、無料でお見積もりを作成しています。

実際に数字を置いて試算してみる

仮に、社員が1日1回・往復1時間の配送を担当しているとします。人件費を時給換算で2,000円とすると、1日2,000円、月20日で40,000円。ここに燃料費と車両の維持費が加わります。

さらに、その1時間は本来の業務ができていません。営業担当であれば訪問1件分、事務であれば処理1件分の時間が失われています。この機会損失を金額に置き換えると、配送コストの見え方が変わります

もちろん、配送のついでに顧客の顔を見に行けるといった副次的な価値もあります。数字だけで割り切れるものではありませんが、一度は分解して比べてみる価値があるというのが率直なところです。

切り替えるときの進め方

いきなり全部を委託する必要はありません。実際には次のような段階を踏むケースが多くなっています。

  • まず一部から:遠方の1ルートだけ、繁忙期だけを委託して感触を確かめる
  • 並行期間を設ける:しばらく自社便と併用し、手順を引き継ぐ
  • 実績を見て範囲を広げる:問題がなければ対象を増やす

この進め方であれば、万一合わなかったときにも元に戻せます。当社でも試験運行から始めていただくことをおすすめしています。

よくある質問

どのくらいの配送量から委託したほうが得になりますか?

毎日発生し、ルートがある程度決まっていて、片道30分を超えるようであれば検討の価値があります。月に数件の不定期な配送であれば、急ぎの分だけスポット便を使う形が現実的です。

繁忙期だけ頼むことはできますか?

可能です。スポット便であれば必要な時期だけご利用いただけます。あらかじめ時期が分かっている場合は、事前にご相談いただくと車両を確保しやすくなります。

見積もりだけでもお願いできますか?

もちろんです。お見積もりは無料です。現在の配送内容(区間・件数・時間帯)をお聞かせいただければ、委託した場合の金額をお出しします。比較検討の材料としてお使いください。

この記事のまとめ

自社便と委託のどちらが得かは、配送の量と頻度で変わります。判断のための要点をまとめます。

  • 自社便のコストは燃料費だけでなく、人件費・車両費・管理コスト・機会損失の合計で見る
  • 委託は変動費になるため、業務量の増減に合わせやすい
  • 毎日・ルートが決まっている・片道30分超なら、委託を検討する価値が高い
  • 月に数件の不定期な配送なら、急ぎの分だけスポット便を使う形が現実的
  • 切り替えは一部から始め、並行期間を設けると失敗しにくい

まずは現状の配送内容をもとに見積もりを取り、いまのコストと並べてみてください。お見積もりは無料です

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